ヒトの数字に対する好奇心と執念

数の列と書いて数列と読む。


数列の定義からすれば、たぶんどんなランダムな数の列でも数列というのだろう。しかし、ヒトの不思議さと言うか、なんらかの法則性をもった数の列を、ヒトは山のように発見している。


Twitterには、@number_botというアカウントがある。Twitterでの発言数が、ある数列の特定の数になると、アラートしてくれる。その特定の数というのが、なんともいえずそそるものがあるのだ。


Twitterのつぶやきからピックアップしてみる(@drug_discoveryは私のアカウント)。

アキレス数「自然数で多冪数のうち累乗数でない数」「powerful(冪)であるがperfect(累乗)でない存在..アキレスの名前を冠する」つぎのアキレス数は、3528。RT @number_bot: @drug_discovery さんの投稿数が30番目のアキレス数3456に

お、新しい数字が来た。エマーブ「桁の並び順を反対に入れ替えると異なる素数になる素数(回文素数は含まれず)」101番目が何なのか、とても気になる。RT @number_bot: @drug_discovery さんの投稿数が100番目のエマープ3049に達しました

つぎのカーマイケル数は、2465。すぐかな。「ほぼあらゆる底においてフェルマーテストを通過してしまう擬素数が存在し、それらはカーマイケル数と呼ばれる」RT @number_bot: @drug_discovery さんの投稿数が3番目のカーマイケル数1729に達しました

次のナルシスト数(ナルシシスト数)は、8208かぁ。はるか先だ。ナルシシスト数:n桁の自然数であって、その各桁の数のn乗の和が、元の自然数に等しくなるような数。RT @number_bot: @drug_discovery さんの投稿数が14番目のナルシスト数1634に達しました

テトラナッチ数: a(n) = a(n-1) + a(n-2) + a(n-3) +a(n-4). 次のテトラナッチ数は、2872。先は長いです。RT @number_bot: @drug_discovery さんの投稿数が15番目のテトラナッチ数1490に達しました

リュカ数は、フィボナッチ数と共に自然界に多く存在する。生成式は同じで、初期値が違う。次のリュカ数は、5778 RT @number_bot: @drug_discovery さんの投稿数が17番目のリュカ数3571に達しました


とにかく、沢山ある。見知らぬ数列の名が出てくるたびに、ネットで調べるのはとても楽しいものだ。ヒトの数字に対する好奇心と執念というものを垣間見るような気がする。


そして、その集大成の一つとも言えるのが、ベル研の数列サイトであろう。

数列のデータベース。ベル研のサイト。これは凄い。
Welcome to the On-Line Encyclopedia of Integer Sequences 
http://www.research.att.com/~njas/sequences/Seis.html


いったいどれだけの数列が含まれているのか想像がつかない。とにかく、さまざまな数の列が、番号をつけて管理されている様はすごいとしかいいようがない。ふらふらとさまようだけでも、数の世界にどっぷり浸れそうだ。


今日も、たくさんつぶやいたけど@number_botは来なかった。見たことがない数列がこないかなぁ、などと思いながら、Twitterを続ける毎日である。



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