養命酒を飲んで運転すると飲酒運転になるのか?

養命酒」といえば、私の祖父も飲んでいた滋養強壮をうたっている飲み物である。小さいおちょこのようなコップで、チビチビと飲んでいた姿が、今でも思い浮かぶ。

医薬品である「薬用養命酒」は、肉体疲労、冷え症、胃腸不良、食欲不振などに効果があるとされている。養命酒は生薬をアルコールにしみ込ませ、生薬成分を抽出したうえで熟成して作った「薬酒」とよばれる飲み物である。

さて、養命酒はお酒という名前がついているが、養命酒を飲んだら車を運転してはいけないのだろうか?養命酒のサイトに、解答が載っている。

Q1:養命酒を飲んで運転すると飲酒運転になるのですか?
A:飲酒運転には、2通りの罰則があります。一つは「酒気帯び運転」で、体に保有するアルコールが法で定められた以上の場合です。これは飲酒量にして、清酒半合あるいはビール中缶1本ぐらいからといわれていますので、養命酒の規定量1回20mLの服用量では、通常この対象にはなりません。
もう一つは「酒酔い運転」で、アルコールの影響で客観的に正常な運転ができないと判断される場合です。体質や極度の疲労、睡眠不足など、そのときの体調により、少量の飲酒でも「酒酔い運転」となることがあります。そのため、養命酒の1回量であっても、顔が赤くなるなど、特に敏感な方は注意が必要です。
以上が道交法との関係ですが、やはり安全運転の精神から考えても、運転前の飲用は控えてください。

ちなみに、養命酒のアルコール度数は14%とワイン並みだ。これだけ度数が高いというのは、ちょっと意外だった。ワインをおちょこ一杯飲んだ後に車を運転するかどうか、これは個人個人の常識で判断すべき問題だろう。ちなみに、私だったら運転しない。