アメリカは常に日本の先を行く?

新型インフルエンザによる子供の死亡者数が増えている。日本では、ここ数日で多くの事例が伝えられるようになったが、アメリカでは事態は深刻らしい。

毎年起こる季節性インフルエンザでももちろん死亡例はある。しかし、アメリカの新型インフルエンザの流行の場合、季節性インフルエンザよりも死亡者が出るペースが速いというのが気になる。通例の季節性インフルエンザでの死者には高齢者が相当数含まれている。しかし、新型インフルエンザでは高齢者には抗体を持つヒトが多いとの報告があり、その分子供たちに重篤な例が集中しているのかもしれない。

日本での今後の動向が気になる。といっても、我が家の子供たちがいつワクチンを打てるのかわからない状況は、まだしばらく続きそうなので、手洗い・うがいの自衛策しかないのだが。

読売新聞から
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091017-OYT1T00507.htm
疾病対策センターCDC)のアン・シュケット博士は16日、記者会見し、米国内で新型インフルエンザによる18歳未満の死者が急増、86人に達したことを明らかにした。

 8月30日以降に43人が死亡しており、うち19人は12〜17歳の若者だった。20〜30%の子供は特に基礎疾患(持病)がない健康な子供だった。

 米国では季節性インフルエンザで例年、40〜50人ほどの子供が死亡する。今年は冬の本格的な流行を迎える前にこの数字を超えた。

 米国では5日から新型インフルエンザワクチンの接種が始まったが、まだ供給量が十分でなく、子供への接種が進んでいない。シュケット博士は「親は、呼吸困難など重症化の兆候に注意する必要がある」と話している。