ペーパーバックの読み方。

洋書のペーパーバックを読むのが日課になっている。今読んでいるのは、Tom Clancyの"THE CARDINAL OF THE KREMLIN"。ばりばりのスパイ小説である。Tom Clancyの小説は、日本語訳でも読んでいるが、この作品はなぜか読んでいない。だから初見であるが、登場人物は他の小説にもでてくる人が多いので、それほど不自由はしない。半月ほどかけて2/3まで読み進めている。話が佳境に入り、読みたくてたまらない、先に行きたくてたまらないのだが、読む時間がなかなかとれない。会社に行く電車の中(でも座ったら寝てしまう)、帰りの電車の中、家に帰ってちょこっと。休みの日とかは、もう少し集中できるが、それでも遅々たる歩みが早くなることはない。

まぁ「楽しみは後に後に」という考え方もあるか、と最近は開き直ってはいる。1冊1300円ほどで、1ヶ月くらいつぶせると思えば、とても安い買い物である。辞書は引かず、わかるところだけ読む。話に矛盾点を感じたときは、数ページ前から読み返す。すると、わからなかった部分の文章やストーリーが、ふっとわかったりもする。行ったり来たりを繰り返すから、前に進むのは遅いが、頭の中にはそのぶんきちんと残ったりするものだ。そういうときに、英語の力が少しついたような気がする。

残りページが少なくなると、次は何にしようかと本屋をうろつく。ペーパーバックは、表紙を見ているだけでもなんだか楽しい。3連休には、また本屋に行って、かっこいい表紙のペーパーバックを手に入れよう。