ベイスンが糖尿病の発症を抑制

ベイスン(武田薬品、主成分ボグリボース)の新しい適応として、「耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制」が承認される見通しに。

ベイスンは、腸から血液中への糖(グルコース)の吸収を止めることで、食事の後の急激な血糖値上昇を抑えるための薬。これまでは、糖尿病患者さんへの使用のみだったのが、今回は糖尿病発症以前の境界例のヒトにも投与可能になる模様。

食事療法、運動療法を行なっても、血糖値のコントロールが出来ない患者さんむけ、とのこと。メタボなヒトが努力してもダメだったときの最終手段、という位置づけのよう。ベイスンは、OTCの候補になるくらいなので、それほど重篤な副作用を持たない薬のはず。この適応は広く使われるようになるかも。