親は子には厳しく自分には甘い。

薬の服用の仕方について、親は子供に色々注意するけれども、親自身は薬に服用にルーズであるという調査結果が報告された。

薬事日報より

 調査は2009年8月、全国の小中学生の保護者600人を対象に、インターネット上で実施したもの。その結果、子どもの薬の服用を確認している保護者は 92・7%に上った。また、家庭内で服用方法について注意喚起している保護者も、56・0%と半数以上を占めた。注意している内容としては「1人で勝手に服用しないこと」が62・5%と最も多かった。

 ところが、保護者の71・8%は「処方薬の服用を中止したことがある」と回答。その理由として、「回復したと自己判断して止めた」が83・5%と最も多く、医師や薬剤師に相談して中止した割合は7・9%と、1割にも満たないことが明らかになった。

「親は子の鏡」という言葉が通用しない世の中、親を怒ってくれる人が家の中にはいないから仕方がないのだろう。子供が「お父さん、キチンと薬飲んでよ」といえるくらい、薬についての基本的な教育が学校で行われると、事態は変わるかもしれない。

ちなみに我が家は、現役薬剤師の嫁さん(先日現場復帰)が、絶対的権力で薬の服用を指導している。私も薬剤師免許は持っているが、正直言って市販の風邪薬などについての細かい知識はない。だから、風邪を引いたときには嫁さんの意見にただただ従うのみである。